ブラック企業とは?こんな求人はブラック?
何をもってブラック企業とするかは解釈が分かれますが、概ね従業員の間の風通しが極端に悪く、パワハラやセクハラが横行し、残業代も出ることが少ない。
こんな企業がブラック企業と言われるのではないでしょうか。
そこでここでは「こんな会社はブラック企業の可能性があるのでは?」と思われるものを例を挙げながら述べていきたいと思います。
あなたがこれから勤める可能性のある会社がブラック企業ではないことを祈りつつ、なるべくそうではない会社を選ぶことができるような参考材料になれば幸いです。

この記事の目次
写真や画像から見えるブラック企業臭
従業員の平均年齢が若い
求人広告を見て、会社の平均年齢が20代から30代というのはたまに見かけます。
しかし、20代が中心で固められているといった若手主体の会社には「中間の世代がいない」ということが考えられます。
なぜ中間世代がいないと問題があるのか?
それは、離職率が高く社員が育たない環境である可能性や、安い賃金の労働者を確保する為に、若い年齢ばかりを採用している可能性があります。
ブラック企業はとにかく社員は安ければ安いだけいいのです。
人であろうが物であろうが、社内にお金をかけようとしません。
そして、そういった若い世代だけの会社は、よく言えば「活気のある会社」ですが、見方を変えれば「勢いがあってノリがある体育会系の論理がはびこっている会社」とも取れます。
こういった会社は上司も若い方が多く、結果を出さないと当たりが厳しくなったり、飲み会やバーベキューなど、会社以外の付き合いも強制される可能性がありますので、少し注意しておきましょう。
「アットホーム」を強調している
アットホームな会社ですということは、イコール「仲間意識が強い会社」と置き換えることもできます。
つまり、上記に上げた若手主体の会社にもありがちな、「会社以外の付き合いを強要される」可能性もあります。
さらに、実態とは正反対の姿勢をアピールする事で、ブラック企業を隠そうとしているケースもあります。
さらに「アットホーム」を都合よく解釈し、業務とプライベートの境を曖昧にして、社員に仕事を強要する場合もあります。
アットホームはあくまで売りのひとつとして書くべきであり、それを前面に持ってきている会社はそれしか売りがないということの裏返しでもあります。
求人情報から見えるブラック企業臭
休日が少ない
休日が少ないということは、業務内容に対して人員が足りていないことの証拠であり、サービス残業などが当たり前になっている可能性があります。
だからといってブラック企業だとは言い切れませんが、休日数が少なければ社員の士気も低くなり、結果として社内がギスギスした雰囲気になってしまうことがあります。
確実なブラック企業と言うのは、求人情報の休日の内容と、実際に入社してからの休日が全く違うという事です。
よくあるのが、「週休2日」と書いていて、実際には週休2日の週もあるが、基本は週休1日である、隔週で週休2日というケースです。
これは「完全週休2日制」と書かれていれば、毎週休日が2日あるという事なので、しっかりと確認して下さい。
求人広告が常に出ている
昔から言われていることですが、求人広告が常に出ている企業というのは人が集まらない企業であり、人の入れ替わりが激しいため、常に人を募集している会社ということになります。
通常、人事側の目線で見ると会社が異常なスピードで拡大し続けない限り、常に求人を出す事はありません。
そしてその様な会社は、人事系・労務系が弱い会社が多い可能性があります。
そのような会社は一時しのぎで居ることはできても、長期で雇用されることは難しいでしょう。
足掛けで働く人はいても、そこで定年までいようとは思わない人が多いことの証明でもあります。
もし、ハローワークで見かけたら、「この会社過去に問題等ありましたか?」と職員に聞いてみて下さい。
間違いなく、「問題があって、苦情が上がった事がある」と回答されます。
月に何度も会社説明会を行っているような会社もブラック企業の可能性が高いので敬遠しましょう。
まとめ
このように、ブラック企業を見極める手段はここに挙げた以外にもさまざまなものがあります。
そのヒントの多くは求人広告の中に眠っていますので、そこから大体のことをつかむことはできます。
やはりブラック企業は「労働条件や環境ゆえ、なるべくしてなっている」会社が多いので、ただ漠然と求人を見るのではなく、できるだけ条件面が普通の企業にバイトなり社員なりで働きにいけるようにしましょう。


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