仕事のミスや失敗で辞めたい時に確認すべきこと
職場でのミスや失敗は誰にでもある事です。
新入社員は勿論、ベテランであっても時にはミスを犯す事もあります。
私も以前、出張中に大失敗をやらかし
『このまま会社を辞めたい』
『消えてしまいたい』
と思ったこともありました。
実際に失敗やミスをキッカケに会社を退職してしまう人もいます。
以前、仕事を辞めたい理由 ベスト5でもお話した様にミスや失敗で仕事を辞めたいと言う人は多いのです。
どんな人がミスや失敗によって辞めたいと思うのか?
また、本当に辞めてもいいものなのかをご説明したいと思います。

この記事の目次
仕事のミスや失敗で辞めたい人の特徴
ミスの責任はあるが業務に権限がない人
これは会社や組織、上司に問題のあるケースです。
ミスや失敗に関しては賞与の査定や今後の昇進などに影響するのに、その業務に関する権限がないと言うのはミスの温床になります。
例を挙げると、実業務は任されているが使う業者を自分で選択できないだとか。
こういったケースは規模の小さな会社や部署でよく見かけられます。
しかし、この『権限がない』に関してはある対策が出来ます。
それは、『権限のある人』を巻き込んでしまう事です。
直属の上司であったり、もっと上の上司であったり。
まずは、権限のある人に自分の現状を知ってもらうことです。
相談でも構いません。
その上で、このままなら失敗する可能性があると認識させれば勝ったようなものです。
権限のある人たちは当たり前ですが、責任がついて回ります。
その為に文句を言いながらも手を貸してくれるだろうし、その分あなたの責任というリスクは軽減します。
ただし、これが全く通用しない会社や上司の下にいる場合は要注意です。
会社に取り返しのつかない損害を与えるミスをする可能性があります。
そんな場合は部署を異動してもらうか、転職するかを真剣に考えるべきでしょう。
自信家ほどミスで辞めたいと思う
社内での評価も高く、自分の能力に自信のある社員というのは実はミスの後に辞めてしまう人が多いのです。
これは単純にプライドの高さという問題だけではありません。
確かに、完璧主義者ほど打たれ弱い面はあると思います。
しかしミスの内容が致命的なものでない限り、あまり気にしすぎる必要はないと思います。
人事の経験上、失敗やミスを理由に退職を口にする人は自分に対して厳しいストイックな人が多いと感じます。
そんな人には周囲も責めたりする事はありません。
むしろ、失敗に関してフォローしてくれるのではないでしょうか?
仕事に対する自信・自尊心と責任感のバランスが崩れないように注意しましょう。
もしも、自信をなくしているようならば、実際に辞めて転職するするかどうかは別として転職サイトに登録をして自分の価値を知るということをしてみてはどうでしょう?
今の会社以外で、自分がどの程度の評価を社会的にされるのか?
これが分かるだけで自信を取り戻せる人もいます。
勿論、高く評価されて、自分の条件に合っていれば辞めて転職することもOKです。
実際に仕事を辞めてもいいのか?
ミスの種類よっては辞めてもいい
業務上のミスで会社に損害を与えてしまった場合でもよほどの事が無い限りクビにはなりません。
というか、悪意を持って会社に損害を与えない限りは大丈夫です。
そして、原則としてミスや失敗を周囲から責められないのなら、会社に残っても全く問題ありません。
では、どんな失敗をやらかしたらマズイのか?
それは、上司や組織から責められるようなミスを犯した場合です。
この時、上司や周囲が嫌な奴で嫌味を言ってくる場合でも単純にミスの損害が大きくて責められる場合でも同じと考えます。
社内に『お前のせいで』というあなたに対する攻撃的、敵意のある様な空気が流れている時は、その会社を辞めた方がいいでしょう。
残って汚名返上しようとしても、かなり厳しく無駄な苦労を重ねる可能性が高いでしょう。
そんな時は思い切って辞めて新しい職場で頑張る方が双方にとって良い結果になると思います。
この考え方は、単発的な大きなミスでも、継続して失敗を重ねている場合でも同じ事が言えます。
どうやって仕事を辞めればいいのか?
これは簡単です。
もはや理由はなんでもいいと思います。
周囲があなたの失敗を責めている様な職場だとしたら、どんな理由で辞めようと何も言いません。
普通に退職届を出して、有給休暇を消化して退職してやればいいんです。
何か適当な理由、例えばこんな仕事に進みたいと前から考えていました。
とかそんなレベルで問題ありません。
そして、出来れば退職日より前に、次に働く会社を決めておきましょう。
もし、退職の意思を示しても引き止められる場合は、しっかりと話を聞きましょう。
あなたが辞めたい理由を取り除くような話である場合、しっかりと聞いてみましょう。
しかし、結局はあなた次第になります。
もし、辞めたいと思いながら迷っているようなら、ミスの種類とその挽回方法、そして今後起きる可能性があるかどうかを考えてみましょう。
何か自分でチェック項目を設ける事で防げる程度なら、今の会社に残って頑張るのも一つの手段だと言えます。
しかし、特に手立てがない場合や、他社ならこれは起きようがないという様な事ならば、思い切って転職するのもアリでしょう。
まとめ
単純にミスをしたからといって辞めてしまうことはありません。
今職場にいる先輩たちも、何かしらのミスは犯しています。
ただし、ミスの後に自分にプレッシャーがかかってくる場合は注意してください。
自分でプレッシャーを感じてしまうのは、ある意味自然なことです。
しかし、周囲からプレッシャーをかけられる様であれば要注意です。
プレッシャーをかけられ、またミスをしてしまう・・・
こんな悪循環に陥らないようにしてください。
どんなミスでも寛容であれとは言いませんが、悪意のないミスを責める会社や職場、上司・同僚というのは問題があります。
そんな環境で働き続けることが本当に自分にとっていいでしょうか?
ミスをしてもフォローしてくれたり、気にせず働ける会社であれば、辞めずに頑張りましょう。
いつかミスを取り返したり、誰かのミスをフォローしてあげて下さい。
しかし、ミスをいつまでも突かれるような職場は早めに見切りをつける方が賢明です。
転職サイトで新しい職場を探して、良い所が見つかれば、思い切って転職してみましょう。


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