仕事を辞めたい時と辞めるべき時の違い
私も今まで数えきれないくらい、「仕事辞めてーなー」とか「こんな会社早く辞めたい」と思う時がありましたが、そう思う度に辞めて転職してしまうと、キリがありません。
自分で会社でも立ち上げて好き勝手やる方がよっぽど現実的です。
しかし、今働いている職場を辞めたいと思って転職をした人、結果その転職が成功した人は沢山います。
では仕事を辞めたいと思った時と、辞めるべき時の差はどこにあるのか?
本当に辞めるべき時についてご説明したいと思います。

この記事の目次
仕事を辞めたいと思う瞬間
仕事で失敗した時
これは新入社員や転職後、または異動後や転勤後のまだ新しい業務や環境にまだ慣れていない人に多いと思います。
また医師や看護師、介護師などの人間の生命に関わる仕事等でミスが許されない職種の人に見れられるものです。
しかし、結論から言うと失敗やミスので仕事を辞めたいと思う時はほとんどが一時的です。
また、ミスに対する責任の重さが重い業種で働いている人は、異業種に転職しない限り根本の問題は何も解決されません。
ただし、ミスの種類によったり、ミスが続き減らないという場合や、ミスを職場の人間から責められるような場合は、転職をして職場を変える事をおすすめします。
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上司に怒られた時
これは働いたことがある人なら、もれなく全員経験があるハズです。
しかし、初めて怒られる場合や、明らかに自分に非がある場合では、仕事を辞めるべきタイミングではありません。
ただ、後述しますが例外もあります。
上司にもよりますし、やり方に問題があるケースもありますがティーチング、コーチングを経て必要な場合も少なからずあります。
職務を遂行する為や社内でのスキルアップの為には、上司に叱られる事に耐える事も、時として必要です。
叱られる内容によっては、甘んじて受け入れましょう。
しかし上司の機嫌次第であったり、本来自分が怒られるような内容ではないケースで頻繁に怒られる場合は、パワハラ等の可能性が高いと言えます。
こういった場合は、例外なくなるべく早く新しい職場を求めて転職する方が賢明です。
こいった場合は、退職する前に転職エージェントを利用して転職活動をすぐに始めて下さい。
転職エージェントを利用して転職活動をした場合、早く転職する事が可能になります。
また、自力で転職をするよりも高確率で、自分が希望する高条件の転職先に転職出来る可能性が高くなります。
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給料や将来の年収について不安・不満がある時
働いている人で不安のない人はいないと思います。
しかし、将来に渡る不安の種類はそんなに多くはないでしょう。
現在の収入に不安・不満がある人というのは大多数だと思います。
しかし、期によってボーナスに大きな変動がある人や配属の変更などで収入が減ったりしている人は要注意です。
※インセンティブのある人は例外です
不安や不満を解決する術を持っている、または道筋がある程度見える場合は辞めるべき時ではありません。
例として課長になったら年収いくらくらいの給与テーブルになるなどの規定がしっかりとしている会社や、自分の出世に関してある程度の自信がる人です。
逆に上司もあまりお給料をもらっていないとか、5年後の結婚、子供の進学などを考えた時に、このままではいけないと思う人はすぐに転職して下さい。
この際、年収や給料で転職を考える場合、転職エージェントの利用が有効です。
転職エージェントを利用すれば、紹介してもらう求人も希望年収を条件として伝えれば、一定以上の収入の求人を紹介してくれ、また企業との交渉も代理で行ってもらうことができます。
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職場の人間関係に悩んでいる時
これも仕事辞めたいあるあるですね。
人間関係に悩まない職場は稀だとをまず認識しましょう。
仕事を辞めたい理由 ベスト5でもご紹介しましたが多くの人が職場の人間関係に悩んでいます。
上司であれ同期や職場の仲間であれ、苦手な人というのは必ず存在します。
ハッキリと言うと、相手によっては直ぐに転職活動を開始して下さい。
その相手とは、上司や経営陣という自分よりも立場が上の人間です。
というのも、基本的にどの会社でも上司と部下の関係、経営陣と労働者という立場はずっと変わりません。
それに比べ、同僚や後輩などであれば、即転職というふうにまで考えなくても大丈夫です。
しかし、これにも例外があります。
例えば、仲の悪い同期が居ると仮定して、この同期が悪意を持ってあなたに損害を与えようとしている場合は例外です。
ケースにもよりますが、人の足を引っ張ろうとする奴は必ずどこかで自爆してしまいます。
それを待ったり、相手の嫌がらせなどの証拠を集めて反撃するのも良いですが、さっさと会社を辞めて新しい職場に行くべき場合もあります。
これは下で詳しくお話させて頂きます。
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仕事を辞めるべき4つの時とは?
職場にある要素が自分の実害となっている時
上で書いた「上司に怒られた時」「人間関係での悩みがある時」
の例外です。
まず、基本として捉えて欲しい事が、自分に『実害』があるかどうかです。
例えば、上司や同僚が自分の仕事の手柄を取っていく。
理不尽な評価を下される。
または、上司や社長から継続的にネガティブな対応・態度を取られ続ける。
結果的に社内で昇進や昇給、ボーナスの査定など実際に自分が本来受けるべき評価が受けられない様な実害が存在する時は転職をお勧めします。
その他にも上司がワンマン社長であるケースや、親族経営の中小企業などで「いいように使われている状況」ならば、即、転職エージェントに登録して転職活動を開始するべきです。
身体的・精神的なダメージが継続的にある時
これは対象が何であれ、誰であれ可能な限り早く仕事を変えて下さい。
健康を損なうというのは最も強いサインです。
これを無視すると、仕事のストレスでうつ病や不眠症、過食症や拒食症になります。
以前、私が産業医の内科医に指摘されてメンタルヘルスの検査をしたのですが初期症状として、不眠症の入眠障害に陥っていました。
人にもよるそうですが、入眠障害が初期症状として現れるケースは多いそうです。
そして、これは私の体験からですが、精神的・肉体的なダメージを受けた経験のある人は業務中に委縮してしまう事があります。
本来、出来ることが高圧的な上司やお客相手だと出来なくなる。
言えなくなる。という事態に陥ります。
こうなると、その職場での業務に支障をきたすだけでは済まなくなります。
転職した新しい会社でも、何かあると思い出して委縮してしまう事があります。
そういった、今後の社会人生活に大きな影響が出る前に転職しましょう。
または、現在そういった症状があるといった人は、大至急他の会社への転職を進めて下さい。
まずは、転職エージェントに登録するすることから始めて下さい。
会社で働く事によって会社外での生活に支障がある時
仕事や会社というのは、生きる為、生活の為の手段です。
誰も無給で収入もない状態で今の仕事をしていく人はいないと思います。
しかし、働く事によって生活に支障が出ている人は要注意です。
本末転倒です。
勿論、働く事で今の生活を維持する事ができる訳ですが、判断基準として、「今の会社で働くことでしか生活を維持できない」というのであれば、転職を考える必要はないかもしれません。
しかし、他の仕事でも新しい会社でも自分の生活は維持できる、もっと家族や自分の生活が豊かになる。というのであれば、転職する事をお勧めします。
仕事の拘束時間や通勤時間などで、家族や周りに迷惑をかけ続けている
場合などもです。
そういった意味では世間一般で言われている「自爆営業」や
「ブラック企業」等は典型的な転職すべき職場だと言えます。
早く辞めたい場合はどうするか?
色んな事情や理由で、とにかく早く辞めたい人はどうすればいいのか?
辞める事は決めたのに、人員不足、慢性的な人手不足で簡単に辞めさせてくれないという会社もあると思います。
そんな時はどうすればいいのか?
結論から言うと、早急に転職してしまう事です。
雇用契約上、期間に定めのない労働契約を結んでいる場合、2週間後や1ヶ月後に辞めてしまう事に全く問題はありません。
法的には2週間前に退職の意思を示せばOKです。
日本では働く場所を労働者が自由に選べる権利が保障されているので、退職について企業はこれを拒絶する事は出来ません。
※有期契約の場合は違います
そして、厳密には辞める理由を会社側に報告する義務もありません。
しかし、理由も告げずに退職する事は難しいのが現実です。
ですので、先に転職をしてしまい、○月×日より新しい職場で働く事になったので、退職します。
と言ってしまえばいいのです。
今の会社で働き続ける事が出来ないという事実を、突きつけるだけでいいんです。
当然、転職先の企業名は伏せておきます。
知り合いに紹介して貰った会社等、適当に誤魔化して下さい。
社名まで聞かれた場合は、答える必要がない事と、何故社名を知りたがっているのかを聞いてみて下さい。
これで大体大人しくなります。
最悪、険悪な雰囲気になればそれ以上は追及されません。
そしてすぐに転職する為には、自力での転職活動よりも、転職エージェントを利用した転職活動をおすすめします。
特にリクルートエージェントやDODA
といった大手の転職エージェントでしたら、本気で転職する気があれば、登録から採用までに2週間~1ヶ月という短期間で転職する事が可能です。

まとめ
まずは社会通念上、通用しない様な理由での転職はしないように、問題が何なのかを整理する。
現実的な解決策を持てる、期待出来る場合はすぐに転職を考えない。
身勝手な考えで、会社や同僚が自分に合わせてくれない等という理由での転職は失敗の元です。
逆に、今の職場に解決の手段がないケース。
働く事によって、健康や将来、自分の生活を大きく犠牲にしなければならない場合は、すぐに転職活動を開始して下さい。
その場合、イキナリ辞めてから転職活動を始めると、思わぬ落とし穴にはまることがあります。
まずは、転職エージェントに登録をして、自分の市場価値を確認してから、在職中に転職活動を進めることをおすすめします。


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