転職エージェントの仕組みはどうなっているのか?
転職を考えている人には気になる転職エージェントですが、この転職エージェントの仕組みは一体どうなっているのかを紹介したいと思います。
まず、転職エージェントをよく知らない方のために説明します。
転職エージェントとは国から許可を得て仕事を紹介する民間の会社のことです。
大手の転職エージェントから中小の転職エージェントまで幅広くあります。
さらに近年は会社ごとに専門性を持った会社も増えています。
例えば、IT業界専門の転職エージェントや、医療系に特化した転職エージェントがあります。
そんな転職エージェントの仕組みはどうなっているのか?
この転職エージェントの仕組みを知っていれば、転職時に上手く転職エージェントを利用することができます。

転職エージェントの仕組み1-ビジネスモデル-
ハローワークや求人雑誌と違い、企業が「こんな人材が欲しい」という内容を転職エージェント側が企業側にヒアリングを行い把握します。
次に、転職を希望する人の要望を聞いて、転職希望者の能力と転職希望者の求める会社を把握します。
その上で、両者にとって求めるものが一致する、または近い場合に転職希望者を企業に紹介します。
企業は転職エージェントから紹介された転職希望者の職歴や転職エージェントの評価に目を通して面接をするか決めます。
ここで、初めて企業と転職希望者が面接に至る訳です。
面接後、双方で希望が一致すれば採用という形になります。
採用までいくと、初めて転職エージェント側は報酬を企業側から受け取れるという訳です。
こうして見て頂くと分る通り、転職エージェントとしては転職希望者を企業側に紹介するだけでなく採用までいく事によって成功報酬を手にすることができる訳ですから、転職希望者に対して親身になって転職ができるように手伝ってくれるという訳です。
転職エージェントの仕組み2-成功報酬について-
実は転職エージェントの成功報酬にはこれといった基準はありません。
業界や相手の企業によって異なる場合が多いと思います。
しかし、基本としては転職希望者が転職に成功した場合の年収の3割前後が多いと思います。
ですので、転職エージェントにとっても転職希望者が高い年収で転職に成功すると利益になる訳です。
これは転職希望者にとっては嬉しい限りですね。
大企業が大量の採用を予定している場合は、一人につき一律で数十万円といった形の場合もあるようです。
ただし、これも絶対的な数字ではありません。
当然ですが、不景気の時は企業も採用に積極的はありませんし、採用にかける費用も抑えたいと考えるのが普通です。
しかし、景気がいい時や景気のいい業界、または国家資格などを有する職種などは成功報酬が高めに設定されていることも多いようです。
転職エージェントの仕組み3-なぜ成り立つのか?-
まず企業にとって人を採用するにはお金がかかります。
例えば求人雑誌に広告を出したり、求人サイトに掲載したりするだけでも、何十万円もの費用がかかってしまいます。
しかし、お金を払っても応募があるとは限りませんし、あったとしても企業が求める人材からは応募がないことはよくあります。
逆にとても多くの応募があった場合、企業側の人事は全ての書類に目を通し、面接をして不採用の通知を出してということをしなくてはいけないので、非常に負荷が大きいのです。
しかし、転職エージェントに依頼をすれば企業側が求める人材のみを紹介してもらえるので採用活動に無駄な費用と労力が発生しないのです。
費用も採用が決まってからの成功報酬なので、効率的といえます。
さらに転職エージェントのキャリアコンサルタントは転職希望者と面談済みですので、企業側からすると書類選考後に面接で実際に会ってみると書類の印象と大きく違うといったこともなくなり、企業側の人事の負担は大幅に軽減できるのです。


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